多い触手に不気味な眼差しと、特徴的な頭をしたタコ。
あまりにも独特な見た目をしたタコですが、お刺身や酢の物などがとても美味しい魚介ですね。
今回はそんなタコの皮のむき方を解説していきますのでよろしくお願いします。
タコの皮の取り方
1-1 包丁を使って皮を剥く方法
まずは基本的な物から紹介いたします。
包丁を使っての皮むきですね。
お刺身にしていく下準備を進めましょう。
特別なスキルも必要ありませんので、段階に分けてご紹介いたしますね。
1-1-1 引っ張りながら皮を剥く
こちらの方法は一番ポピュラーなものではないしょうか。
包丁を使って、引っ張るように皮を剥いでいくものです。
キレイに向けたタコの刺身は真っ白で、とてもキレイに仕上がります。
さっそく手順を確認していきましょう。
まずは包丁を使って、使うサイズに切り分けていきます。
この時に繊維を潰し斬るのではなく、引き切る様に包丁を使うとより一層美味しく仕上がります。
お料理本などにも記載されている、基礎的な包丁の使い方ですね。
だからこそ徹底すると、良い調理が出来るのです。
半身になって、腰で引く様に切っていきましょう。
角度は鋭角を保つようにすると、楽に切る事ができます。
次に手頃なサイズに切り分けたタコの皮を、引っ張りながら包丁をさしこんでいきます。
焦ると変な角度で刃が入ってしまいますので、焦らず丁寧に作業をしましょう。
薄く剥がすイメージで包丁を入れていくと、キレイに入っていくのではないでしょうか。
そうして、引っ張りながら丁寧に包丁を入れていきます。
段々と皮がむけて、キレイな白身が見えてきましたね。
このまま焦らずゆっくりと進めていきましょう。
吸盤の方まで包丁が入ったら、ひっくり返して吸盤を剥がしていきます。
ここまでくれば、ほぼほぼ失敗する事はありません。
完成まで落ち着いて進めていきましょう。
キレイにそぎ落としたら、これで完成です。
とってもキレイな真っ白な身が出てきました。
コレをお好みの薄さで切っていけば、見た目にも美しいタコのお刺身が出来ます。
柔らかくぷつりとかみ切れるあの食感は、タコ独特の美味しさではないでしょうか。
しかし、ぐにゅぐにゅと柔らかなタコの身は、よく研いだ包丁でなければ切り落としづらいです。
手入れが難しく、切れづらい時もあるかと思います。
決して、無理に力を入れてケガをしないように、気をつけて作業しましょう。
1-1-2 さっと茹でてから皮を剥く
次にご紹介するのは、湯通しをしてから皮を剥く方法です。
最初にご紹介した方法と、ほぼ手順は変わりません。
剥く前に沸騰したお湯に通してから、同じ方法で剥いていくだけです。
この方法の大きな利点は、やわらかく切りづらいタコの肉が固まって、とても切りやすく変化することです。
デメリットとして、風味や肉の感じが変化するので、食感を重視なさるのであれば、よく研いだ包丁でそのまま剥くことをおすすめします。
1-2 包丁を使わずに皮を剥く方法
丁寧に手入れされた包丁はよく切れて便利ですが、やはりタコの皮は剥きづらいですよね。
そもそも、包丁を研ぐのも難しく感じる方が多いでしょう。
変に包丁に拘って、下手に手を滑らせて、ケガをしてしまっては大変です。
せっかくですので、次は包丁を使わない方法をご紹介いたします。
1-2-1 タオルを使う方法
少々生地が粗めのタオルを用意して、こするように皮を剥いでいくだけです。
タコの身を傷つけないように、ゆっくりと慎重に、力を込めて剥いていきます。
そうやって、ボロボロと皮を剥ぎ取っていき、最後は吸盤を剥ぐようにして完成ですね。
包丁を使うよりは荒くなってしまいますが、ただ皮を剥くだけならばとても簡単に済ませられます。
これなら包丁のお手入れも必要ないので、楽に終わらせられますね。
完成した白身のキレイさも然程変わらないので、手早く終わらせるならばこちらがおすすめです。
1-2-2 軍手を使う方法
これもタオルと似たような形ですね。
皮を剥ぐようにして力を込めていき、キレイに向けていくのがよく分かります。
軍手はタオルより力を込めやすいので、上手く剥きやすいように思われます。
ただ刺身に軍手が触れるのが気になる方は、タオルの方が良いと思われるかもしれません。
ご自分の好みに合わせて選ぶと良いかもしれません。
どの方法を選んだとしても、使用する道具は清潔な物にしましょう。
暑い夏場になって鮮度が気になる時期になりました。
食中毒は生魚などの大きなリスクです。
少しでも美味しく安全に食べられるよう、使用する道具は清潔に使いましょうね。
それに、気分的にもキレイな方が心地良く食べられると思います。一挙両得です。
タコの皮の取り方 まとめ
独特の歯ごたえと味が美味しいタコのお刺身です。
しかし見た目がマグロなどに比べると美しくない…というのは、丁寧に調理されていないからです。
こうして、しっかりと皮を剥けばこんなにもキレイに作れます。
ちょっとした手間で本当にキレイに仕上がりますので、もしよければお試しくださいませ。