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【辞任】ゴーン逃亡で弘中弁護士の責任や処分は?共犯者という声も

2019年12月29日に日本から逃亡したカルロスゴーンさん。

関西空港からプライベートジェット機で逃亡したと報じられていますが、逃亡経路などその詳細はまだはっきりわかっていません。

(音楽機材の箱に隠れて出国検査を免れた、など言われていますが…)

 

やはり気になるのが、辞任を検討しているという弘中弁護士の責任や処分。

当時「ゴーン氏の逃亡は寝耳に水」とコメントされていましたが、ネットでは「共犯者でグルだったのでは?」「弘中弁護士も知ってたのでは?」なんて声も上がっているようです。

 

https://lifenews-media.com/ghosn_tvtokyo/

https://lifenews-media.com/ghosn_nihonseifukankeisha/

 

この記事の内容
  • ゴーン被告の15の保釈条件
  • ゴーン逃亡による弘中弁護士の責任や処分
  • ゴーン逃亡で弘中弁護士は辞任を検討
  • ゴーン逃亡に弘中弁護士は共犯者でグルだったのか

ゴーン氏の15の保釈条件について

カルロスゴーン 保釈条件
引用:東京新聞

 

まずは裁判所がゴーン氏に定めた保釈条件について見ていきます。

弘中弁護士含め、弁護士団はこれらの保釈条件をゴーン氏に守らせる必要がありました。

 

ゴーン氏の保釈条件
  1. 都内(東京都港区)に住まなければならない
  2. 召喚を受けた時は、必ず出頭しなければならない
  3. 逃げ隠れしたり、証拠隠滅と思われるような行為をしてはならない
  4. 3日以上の旅行をする場合は前もって裁判所に申し出て、許可を受けなければならない
  5. 海外渡航をしてはならない
  6. 所持する旅券を全て弁護人に預けなければならない
  7. 第一審の判決宣告に至るまでの間、本邦における在留期間を更新し又は在留資格を取得できるように努め、弁護人を介して、その経過及び結果を裁判所に報告しなければならない
  8. 日産幹部ら事件関係者との接触禁止
  9. 住居の出入り口などに監視カメラを設置し、データを裁判所に提出
  10. 提供された携帯電話のみを使用
  11. 通信環境が制限されたパソコンの使用
  12. 会った相手の名前・日時・場所を記録
  13. 通話履歴・インターネット履歴・面会記録を裁判所に提出
  14. 日産自動車株式会社の株主総会、取締役会その他の会合に出席する場合には、前もって、裁判所に申し出て、許可を受けなければならない
  15. 本件につき公判期日の召喚状、保釈許可決定謄本等裁判所から郵便で送達された書類については、保釈制限住居で受領すべきはもちろんのこと、不在時に配達された場合には、すみやかに集配局に出頭する等の方法により、必ず受領しなければならない

引用:http://blog.livedoor.jp/plltakano/archives/65942221.html

当時メディアでは、「法曹関係者も”厳しい保釈条件”と思う内容」だと報じられていました。

さらに保釈金が15億円ですからね…!

過去に「3億円事件」がありましたが、なんだか3億円が少額に感じてしまうほどの大金です…。

 

ゴーン逃亡で弘中弁護士の責任や処分は?

厳しい条件をつけたことで保釈されたわけですが、結果的にはゴーン氏は逃亡。

  • 保釈条件を認めた裁判所
  • 保釈条件を守らせられなかった弁護士団

に対して批判が集中してしまったわけなんですね〜。

 

「責任や処分はどうなるの?」と気になるところですが、ゴーンさん逃亡に関して弘中弁護士の責任や処分はありません。(もちろん裁判所にも。)

また、一般的に保釈請求の際には「身元引受人」を立てますが、被告人が逃亡したとしても身元引受人も法的に責任を追求されないようです。

被告人が逃亡した場合、身元引受人が責任を追及されるのでしょうか?

身元引受人が被告人の監督を誓約していたとしても、法的な責任までは負いません。そのため身元引受人が裁判所や捜査機関から責任を追及されることはありません。

もっとも身元引受人が保釈金を負担しているケースでは、保釈金を没収されることになります。また、逃亡した被告人を捕まえるために、捜査機関が身元引受人から、被告人の生活状況や立ち寄り先などについて事情聴取を受けることがあります。

引用:ウェルネス法律事務所

 

この逃亡に関して弘中弁護士や弁護団、身元引受人が関わっていれば、当然責任を追及されることになるでしょうが、関与していない場合、責任や処分はないんですね。

 

ゴーン氏の身元引受人ってどんな人なんだろう?と気になりましたが、特にメディアでは報じられておらず。

詳細は明らかになっていませんでした。

 

裁判所、弘中弁護士、弁護団に対してかなり批判が集中していますが、悪いのは逃亡した張本人の「ゴーン氏」というのが現状のようですね。

(ゴーン氏はゴーン氏で日本の司法制度について言い分があるようですが…。)

 

ゴーン逃亡で弘中弁護士は辞任を検討

https://www.youtube.com/watch?v=lTknVz3vS5k

ゴーン逃亡で弘中弁護士含め弁護団は辞任も検討しているとコメントされました。

 

保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団の弘中惇一郎弁護士は7日、近く弁護人を辞任することなどを理由に「今後、ゴーン氏について取材を受けることはない」と報道各社に文書で通知した。

文書で弘中氏は、逃亡事件の弁護人にはなっておらず、「捜査の進行に関することを話すのは適当ではない」と指摘。その上で、起訴された事件の弁護人として知っていることには守秘義務があるため話せない、としている。

引用:産経新聞

 

まずは8日に予定されているゴーン氏の記者会見次第のようですね。

しかし、ゴーン氏は日本には戻る予定はないでしょうし、レバノン政府側も身柄の引き渡しに応じないのでは?と言われているので、この案件を担当するのはかなり難しいところですね。

(逃亡した時点で重い判決が下されるでしょうし…)

ゴーン逃亡で弘中弁護士は共犯者でグルだった?

 

ゴーン逃亡に関して「弁護士は共犯者でグルなのでは?」という声も上がっているようです。

もしそんなことがあれば、弁護士としての名が廃りますし、全世界に笑われる?恥ずべき大スキャンダルになりますが・・・

なぜ「共犯者でグルでは?」と言われてしまっているのかについて見ていきます。

鍵付き旅券を所持させていた

ゴーン氏は日本逃亡→レバノン入りにあたって、フランスの旅券で合法的に入国したと言われています。

保釈時の条件に「海外渡航の禁止」とあるため、パスポートは全部没収すべきですし、ゴーン氏が逃亡した際、弘中弁護士は「全ての旅券は預かっている」と話していたようですが・・・

2020年1月2日に「地裁と協議して鍵付き旅券を所持していた経緯を失念していた」と弁解。

 

どうやらゴーン氏は

  • レバノン
  • フランス(2冊)
  • ブラジル

の3つの国が発行する旅券をもっていたようですが、フランス旅券の1つを鍵付きケースに入れて所持することを許可されていたんですね。

 

もちろん地検は海外逃亡の可能性を考え、反対していたようですが

弁護団は

  • 「旅券不携帯で入管難民法違反になる」と地裁に請求
  • 旅券は鍵付きケースに入れて(ゴーン氏に)携帯させ、鍵は弁護団が預かる

という条件で地裁は鍵付き旅券の所持を認めたのでした。

 

地検からすると「そら見たことか!」ということなのですが、どうやら保釈中の外国人に条件付きで旅券の携帯を認めることは普通のことだそう。

裁判所関係者は「保釈中の外国人に条件付きで旅券の携帯を認めることは通常の措置。今回は日本の法を破って出国したという極めて特異な事例だった」と説明。ある検察幹部は「旅券携帯義務は司法判断で免責されるもの。裁判所の判断が甘かった」と話した。

引用:産経新聞

 

これだけで共犯者とは言えないですよね。

今回のゴーン氏の逃亡劇は全てが異例なケースに該当するようです…!

 

PC差し押さえを拒否

ゴーン氏がどうやって逃亡を計画したのか?など注目が集まっていますが、ゴーン氏が他者とコミュニケーションをとる方法は

  • 直接面会
  • 弁護士事務所でのみ使用できる制限されたPC
  • 指定された携帯電話

になります。

 

で、東京地検はゴーン氏が協力者と連絡をとって逃亡したかを確認するため、2020年1月3日にゴーン氏が使用していたパソコンを任意で提出するように弁護団に要請。

弁護団に拒否されたため、裁判所の令状を取って、1月8日に差し押さえるために弘中弁護士の事務所を再び訪問をするも、また拒否されたようなんですね。

 

読売新聞の情報によると

刑事訴訟法は、弁護士や医師らが業務上、保管する他人の秘密に関するものについては、押収を拒むことができると規定。

弁護団は「弁護士の守秘義務にかんがみ、刑訴法に基づく押収拒絶権を行使し、事務所に立ち入らせることなく帰ってもらった」とコメントした。

引用:読売新聞

と報じています。

まぁ、弁護士側からしたら拒否するのは当然ですよね。

 

とは言っても、

(弁護団が不手際を含めて)証拠隠滅できてしまうのでは…? なんか怪しい。。。

と思う方も少なくないようで・・・。

 

こういった点から

共犯者でグルなのでは?

という声が上がっているようなんですね〜。

 

ネットの声

ネットの声を見ていきます。


今後、弁護団が辞任をした場合、弁護団とゴーン氏の今までやり取りは一切わからなくなりますね…。

海外逃亡したゴーン氏にとって保釈金15億円は大した金額ではなかったようですし、今後どういう展開になるのか注目です!

 

https://lifenews-media.com/ghosn_nihonseifukankeisha/

https://lifenews-media.com/ghosn_tvtokyo/

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