ジャニーズ事務所に入所してから、数々のジュニア内のグループに所属してきた中山優馬さん。
かつてはNYCとしてNHK紅白歌合戦に4年連続出場の経験もあり、事務所からの「ゴリ押し」とまで言われていました。
しかし、世間の評価は「売れない」や「消えた」など、ネガティブなものばかり。
中山さんがなぜ売れなかったのかを掘り下げていきます。
- 中山優馬の入所からCDデビューまで
- 中山優馬の所属グループ
- NYCの解散理由
- なぜジャニーズWEST加入を断ったのか
中山優馬の入所からCDデビューまで時系列
中山優馬さんは入所以降、数々のグループに所属しCDデビューもしています。
時系列で見ていきましょう。
12歳でジャニーズ事務所に入所(2006年)
中山優馬さんは2006年に12歳で関西ジャニーズ事務所に入所。
同期入所にはジャニーズWESTの重岡大毅さんと藤井流星さん、SnowManの向井康二さんなどがいます。
入所したその年からジュニア内ユニットに参加するなど、アイドルとしての将来を有望視されていました。
2年後にはドラマ「バッテリー」(NHK)をはじめ、毎年主演ドラマが放送されるなど、関西ジャニーズジュニアの中心的存在に。
2014年にジャニーズネット内に個人ページが開設され、事実上のジュニア卒業となっています。
15歳でCDデビュー(2009年)
その後は関西を飛び出し、2009年7月には東京のジュニアと結成した中山優馬W/B.I.ShadowでCDデビューしました。
(左からSixSTONESの松村北斗さん、中山さん、SexyZoneの中島健人さん、菊池風磨さん、SixSTONESの高地優吾さん)
ジュニア時代には数々のグループに所属していました。
TOP Kids 2006年 12歳
- 中山優馬
- 藤井流星(ジャニーズWEST)
- 神山智洋(ジャニーズWEST)
中山優馬 w/7 WEST 2008年 14歳
中山さんと退所した二人を除いたメンバーで後にジャニーズWESTとしてデビューしています。
- 中山優馬
- 重岡大毅(ジャニーズWEST)
- 神山智洋(ジャニーズWEST)
- 藤井流星(ジャニーズWEST)
- 小瀧望(ジャニーズWEST)
- 竹本慎平(2012年退所)
- 新垣佑斗(2012年退所)
NYC boys 2009年 15歳
※期間限定ユニット。後に正式ユニットに昇格
中山優馬W/B.I.ShadowにHey!Say!JUMPの山田涼介さんと知念侑李さんを迎え7人組のグループとなり、グループ名も改名しました。
【NYC】
- 中山優馬
- 山田涼介(Hey!Say!JUMP)
- 知念侑李(Hey!Say!JUMP)
【boys(B.I.Shadow)】
- 中島健人(SexyZone)
- 菊池風磨(SexyZone)
- 松村北斗(SixTONES)
- 髙地優吾(SixTONES)
NYCとしてCDデビュー!紅白歌合戦にも出場(2010年)
2010年、16歳で当時からHey!Say!JUMPで活躍していた山田涼介さんと知念侑李さんの3名でNYCを結成。
正式にグループとしてアニメ「忍たま乱太郎」(NHK)の主題歌「勇気100%」でNYCとしてもCDデビュー。
シングル5枚、4年連続NHK紅白歌合戦出場や東京ジョイポリスのCMなどに出演し大活躍されます。
18歳でソロデビュー(2012年)
中山さんは「中山優馬W/B.I.Shadow」「NYC」のユニットでCDデビューしていますが、NYCに在籍中の2012年10月にシングル「Missing Piece」でソロデビュー。
中山さん主演のドラマ「Piece」(日本テレビ)の主題歌として発売し、以降2016年まで配信を含む計6枚のシングルと1枚のアルバムをソロとして発表されています。
ソロデビュー10周年の2022年8月、深夜ドラマ「高良くんと天城くん」のED曲に中山さんの新曲「Squall」が起用されています。
NYCやソロでデビューもなぜ売れなかった?
前述にもあるように、NYCはCDデビューや4年連続紅白歌合戦に出場するなど露出も多いグループでした。
しかし、活動期間わずか3年足らずで自然消滅。
事実上の解散にファンの間では物議を醸しましたが、ジャニーズ事務所からは何の説明もなく現在に至ります。
現在も再結成を願う声がたくさん上がっています。
NYCが解散した理由①:役目が終わったから
2010年に結成したNYCは年齢も若く、ジャニーズらしいキラキラとしたイメージのグループでした。
そもそも、NYCの結成はジャニーさんのスぺオキだった中山優馬さんの知名度アップの為という説があります。
そのため、人気の出てきたHey!Say!JUMPから山田涼介さんと知念侑李さんを呼び寄せたとのことです。
その後、中山さんソロ活動の活発化と2007年にデビューしていたHey!Say!JUMPの人気が爆発的に高まってきたこともあり、
各々の掛け持ちも困難となったため、2013年には自然消滅という形で事実上の解散。
中山さんの知名度が上がったため、NYCの活動は必要がなくなりその役目を終えたと言われていますが、真相は明らかになっていません。
NYCが解散した理由②:ファンの反感をかった
Hey!Say!JUMPのコンサートにおいて唐突にNYCのコーナーが設けられ、露骨に拒否反応を示すファンが続出。
Hey!Say!JUMPのライブ内のNYCコーナーで、抗議の意味も込めて露骨に着席するファンの姿が目立った時期があった(※MC時以外はスタンディングで観るのが通例)。
引用元:文春オンライン
NYC結成の前年である2009年はシングルの発売もなく、山田さんと知念さんがNYCに加入したことによってHey!Say!JUMPの解体を危惧したファンからの反感を買ってしまったようです。
この時の事を、中山さんは後に「JUMPのファンやメンバーへの申しわけなさがずっとあった」と、2014年9月号のMyojoのインタビューで語っています。
露出が減った理由③:ジャニーズWESTデビューを断ったため
現在のジャニーズWESTのメンバーが数多く在籍していた「中山優馬 w/7 WEST」。
そのメンバーでのデビューの話が持ち上がりますが、中山さんはこのデビューを断ったようです。
詳しくは後述いたします。
露出が減った理由④:俳優メインと決めたから
アイドルとしてゴリ押しされていた中山優馬さんは、15歳で俳優でやっていくと決意。
それからは本人の意思で俳優に力を入れているようです。
NYC結成のため、10代で関西を離れ一人で東京に進出した中山さん。
「ジャニーさんのスぺオキ」というプレッシャーの中で、ゴリ押し時代は孤独を感じ「大阪でやっていきたい」という葛藤などを抱えていたようです…。
ソロの売上げは?
中山優馬さんのソロシングルの売り上げ枚数をまとめてみました。
- 2012年 Missing Piece:4.5万枚(2位)
- 2014年 High Five:3.4万枚(3位)
- 2014年 Get Up!:3.4万枚(4位)
- 2015年 YOLO moment:2.2万枚(7位)
- 2015年 とことん Got It!:0.9万枚(15位)
2015年発売の「とことん Got It!」は1万枚にも満たない結果となってしまい、Cyzowomanに
と報じられました。
ちなみにソロで活動し成功している人に2020年にジャニーズ事務所を退所した山下智久さんがいますが、最初の5曲の売り上げをみてみると、
- 2006年 抱いてセニョリータ:60.5万枚(1位)
- 2009年 Loveless:27.4万枚(1位)
- 2010年 One in a million:20.5万枚(1位)
- 2011年 はだかんぼー:8.9万枚(1位)
- 2012年 愛、テキサス:16.8万枚(1位)
というような感じでした。
ジャニーズWESTでのデビューを拒んだ理由
いまやジャニーズ事務所の中堅を担うグループのジャニーズWESTですが、デビューが決まった時はそのメンバーに中山優馬さんの名前も挙がっていました。
しかし、中山さんはジャニーズWESTでのデビューを断ってしまったようです。
なぜジャニーズWESTでのデビューを断った?
中山さんは2014年9月号のMyojoのインタビューにて関西ジャニーズでのデビューを断ったと明かしています。
(文春は「ジャニーズWEST」とグループ名を報道)
その理由をまとめると
- 自分と一緒にグループを組んだら(当時の状況を考えると)自分がセンターになっていた可能性が高かった
- それだと周りのメンバーが自分の下に見えてしまい嫌だった
- なので、関西のメンバーとは一緒にやるべきではない
ということだったようです。
藤井流星のジャニーズWEST入りのきっかけは中山優馬
2013年のカウコンでジャニーズWEST4のデビューが発表されましたが、藤井流星さんはメンバーに選出されませんでした。
自分が漏れていることを知った藤井さんは、カウコンに出演していた中山優馬さんに電話。
中山さんから「すぐにジャニーさんに電話しろ!(自分もデビューしたいと押せ)と促され、ジャニーさんに電話したそう。
ジャニーさんは「忙しいから」と電話を切られたそうですが、結果的にメンバー4人と中山さんの働きかけのおかげで、ジャニーズWESTとしてデビュー。
中山さんは仲間のために自分のデビューを断り、仲間のためにデビューを応援するとても仲間想いの方のようです。
今でもジャニーズWESTでのデビューを夢に見る
2018年3月号「Myojo」のインタビューで中山優馬さんは、
今でも自分がジャニーズWESTにいる夢を見る
と語っていました。
ジャニーズWESTとしてデビューしてるけど、歌詞や振りがわからずに立ち尽くす夢だそうです。
ネットではまだ10代で一人だけ関西ジュニアから離され東京にいくこととなり、一人だけゴリ押しされどんなに辛かったか、彼に同情する声が多かったです。
後に中山さんは、
「こっちの道が正解だってことを、これからの人生を賭けて証明しようと思います。」
とコメント。
2022年、中山さんは10周年を迎え、今も変わらず歌手に俳優にと活躍されています。